イライラから離れる5つの方法

イライラとお別れしたいAsaco

お腹が空いているときと眠いときはとりわけご機嫌斜めのAsacoです。だんだん口数が減ります。そのうち話さなくなります。お化け屋敷でバイトできそうなくらい怖い顔になります。笑

イタリアに来てから、わたしの感情は今まで以上に顔にでるようになりました。個人的には解放できているとプラスに捉えてるのですが、周囲は大迷惑かもしれません。

負の感情の原因のひとつとして、公共交通機関を使っての移動は慣れるまでとてもストレスでした。特に地下鉄。

ミラノはイタリア国内では商業都市だし大都市で一番設備が整っていると言われているけど、日本から来たわたしには不便で。

地下鉄は全ての駅に車イスで乗降できる設備が整っているわけではないのに、わたしにとってのその唯一の設備であるエレベーターや昇降機が「しょっちゅう」壊れてうごかない。動かないときは近隣の設備が整った駅を使ってくれ、またはそこで降りてくれと言われる。

直ったところで、すぐにまた壊れる。

彼らはいったい何を直しているのか。わたしからは「とりあえず動いたんだからいいだろう」程度の修理にしか思えない。(でも、修理する男性で笑顔が素敵な人がいるのでついつい顔が緩んでしまう)

わたしが住んでいるところの最寄り駅には昇降機しかない。電車に乗るまでの手順は以下のとおり。もちろん昇降機が設置してある出入り口は1か所のみ。

外から改札階へ降りる昇降機の写真はこちら。(最寄り駅ではないけど)

  1. 地下へ降りる階段脇に設置してあるインターフォンで駅員に知らせるが、この時点で駅員が休憩でBarやトイレに行って不在の場合、ひたすら応答を待つ。炎天下でも土砂降りでもひたすら待つのみ。時には、このインターフォンも壊れていて相手方に呼び出し音が聞こえない時もある。
  2. 駅員が昇降機のスイッチをオンにしてから、わたしがインターフォン近くのレバーを押して昇降機を改札階から地上へ引き上げる。このレバー、ひたすら押し続けないと昇降機は止まってしまう。長押し5分、みたいな。
  3. 昇降機に乗り、改札階へ降りるためにまたレバー操作。長押し5分、みたいな。この乗っている間の約5分間、通り過ぎる人たちの中には、わたしの体に穴が開きそうなくらいじーっと見てくる人もいる。最初の頃はこの視線に耐えることが辛かった。
  4. 改札の駅員のところで、どこで降りるのか自己申告。駅員は降りる駅の昇降機やエレベーターが動いているのか電話確認。これが、当初全く意味が分からなかった。設置してあるんだから動いて当然と思っていたから。日本って素晴らしい!だっていつでも使えるもん!
  5. 改札階からホーム階へ上記の1から3の作業を再度おこなう。

昇降機のみでエレベーターがない駅では、スムーズに電車に乗るまでにいつも15分くらい必要。さらにトラブルや駅員が見当たらないときはもっと。毎回時間を無駄にしているように感じてイライラすることが多かった。家の最寄り駅の昇降機が使えず、学校まで車イス(徒歩)で行ったこともあった。その距離4駅分、時間にして40分くらい。だって、学校の最寄り駅までのほかの駅にはわたしが利用できる駅がないんだもん。時間に余裕があるときはお散歩になっていいけど、予定に合わせて動きたいときはイライラしてしまう。

先日は、1週間まるまる職場の最寄り駅のエレベーターが使えず大変な目にあった。そのエレベーターは出勤時に使う方のエレベーターで毎朝イタリアンな対応だったので、7日目にはとうとう文句を言ってしまった。

多くのイタリア人やイタリアに住んでいる日本人に言われる。日本の方が住みやすいでしょう?って。そうなんです、おっしゃる通り。だけど、だけど。

だって好きなんだもん、イタリア!

それならなぜイライラするのか。併せて、イライラを解消するのではなく、どうやったらイライラせずに過ごせるのか考えた。結果、捉え方を変えてみることにした。

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どうしてイライラするのか

わたしの場合と前置きしますが。

最大の理由は、他人と比較しているから。
「わたしがほかの人と同じように健常者なら、昇降機を使わず時間もかけず乗りたいときに地下鉄乗れるのに」そうやって他の人と比べてない?

次に、思い通りにいかないから。思い通りって、わたしが勝手に予定を立てたわたしだけの計画。もっと柔軟な計画にしてみたら?

最後は、イタリア語が思うように話せず、伝えたいことを伝えられないから。本当に伝えられない?

それなら、このイライラ原因をつくらなければいい!って。

この5つでイライラしない!

  1. 他人と比較しない
  2. 自分だけの予定(考え)が全てではない
  3. 伝えることをあきらめない
  4. 予定外に空いてしまう時間の有効活用
  5. 笑顔

1. 他人と比較しない

未だに難しいと感じることが多い。それでも、人は人、わたしはわたしと自分に言い聞かせる。わたしは昇降機が必要。以上。ただそれだけ。自分の状況を認めるのだ。

2. 自分だけの予定(考え)が全てではない

たどり着きたい時間に着くために余裕をもって早く出発する。みんなそれぞれに事情と予定がある。駅員さんだってトイレに行くし、Barで休憩するだろうし、ほかのお客さんの対応で時間がかかっているのかもしれないし。わたしが利用したい時間に必ずフリーとは限らないのだ。

3. 伝えることをあきらめない

言葉がでてこなくても、こんなこと言ったら失礼かなと思っても、伝えたいことは伝える。我慢するからイライラしてしまう。もちろん伝え方は重要。

4. 予定外に空いてしまう時間の有効活用

待たされることも多いため、手持ち無沙汰で時間を無駄にしないための自分なりの対策。本を読むとか。わたしは本は荷物になるので、最近はスマホからキンドルアンリミテッドで隙間時間に読書。ほかにメモの整理。買い物リストとか。イタリアのラヂオを聞くとか。

5. 笑顔

人生全てに通じる魔法。笑顔に勝るものなし。辛いときにはなかなか笑顔になれないのが本当のところ。それでも、笑顔でいたいと望み笑顔を無理やりつくってみるのも時にはありだと思う。笑えないときは何をどうしても笑えないということも味わった。そんな時に周りの人の笑顔に救われたことも多い。今までの感謝も込めてわたしもできるだけ笑顔でいたい。

今回もワンピースネタ入れてしまった!

これがAsaco’s Style。

まだまだ精進します。

最後まで読んでくれてありがとうございます。

Asaco

イタリアが好き。

2012年から
約8年間イタリア滞在、
現在は日本。

日本人へイタリア語の
イタリア人へ日本語の
オンラインレッスン受付中。

Webデザイン&製作。

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