最近、手料理を振る舞う機会が多く、みんなが喜んで食べてくれるので素直に嬉しいAsacoです。
そういえば、日本にいたころも自称「天才家庭料理人」と言って周囲に強制的に「おいしい」と言わせてたことを思い出したわ。笑
ディスコ
ミラノではまだまだディスコが大人気である。週末は若者であふれている。
わたしの知っているイタリア人若者たちもよくディスコへ行っている。とりわけ男たちは狩りへ出かけているようだ。国も時代も関係ないのであーる。
普段は、羽目を外しすぎた子のお土産話で楽しませてもらっているAsacoである。
語学学校に通っていたころ、クラスメートがみんな20歳ちょっとの若者たちで何度か連れて行ってもらったことがあった。夜中の0時頃から人が増えダンスに盛り上がり5時に閉店。6時始発の地下鉄を待ち帰宅。
当時、すでに30代後半だったわたしは3時頃から急激に眠くなり、半分目を閉じた状態でクラスメートと踊った記憶がある。
耳元で話しかけられたって何を言っているのか聞き取れないような爆音のミュージックの下、それぞれが好きなように踊ったり、近くにいる人と挨拶がてらに一緒に踊ったり。
みんなと同じように踊れない車イスのわたしが踊るなんて恥ずかしい。
そんな気持ちだったが、クラスメートやその場にいた人たちが上手に誘導してくれて、最終的には周囲もビックリ、わたしもビックリ、みんなと楽しく踊ってた!
それから数年経った40歳もとっくに過ぎている今、再びディスコへ行ってみた。
踊りたくなったのである。笑
友だちが事前にリサーチしてくれたイベントを元に、一晩で3件はしごした!
と、言っても、1件目はイベントが終了していたため中へ入らずすぐに2件目へ移動。
2件目はAlcatrazというミラノではかなり有名で大きいディスコ。地下鉄黄色線Maciachiniから徒歩数分。
Via Valtellina, 25, Milano
車イスだからなのか、わたしたちが美しすぎたからなのか(笑)、無料で中に入れた。
入り口はフラット。障害者用お手洗いは使用時にスタッフにお願いすると鍵を開けてくれる。
ホール内はやはり若者だらけである。おそらく20歳前後といったところだろう。友だちがいなかったら、隅っこでおとなしくドリンク片手に眺めているだけだったと思う。
ステージ中央にはDJ、DJの両脇にはダンサーが各1名。遠くからしか見ていないが、男性のダンサーも女性のダンサーも魅力的でダンスに見とれてしまった(特に、メンズダンサーの筋肉美に目が釘付け!)
踊っている子たちをかき分けて、友だちとホール中央へ。
時折、通りすがりの男の子たちが手をとってダンスを誘導してくれた。
若い男の子と手を取りあって踊るなんて、女性ホルモンでまくりである。笑
アンチエイジングにおススメですよ、40代の女性たち!
年齢層も若すぎるし、雰囲気も一通り味わったし。と言うことで、もう少し客層の年齢層が上だろうという別のディスコへ。
11 Clubroom(こちらも雰囲気はリンクからどうぞ)。こちらはコルソ・コモにある。地下鉄緑線Porta Garibaldiが最寄り駅。
Via Alessio di Tocqueville, 11, Milano, 20154 MI, Italia
こちらも無料で中に入れた!
入り口に段差があるが、右手にはほぼ段差のない入口があるので、車イスでも問題なく入れる。すぐにエレベーターがあり、お手洗いは地下1階。ここもスタッフが鍵を開けてくれる。
若干物置場になっていたうえに、手を洗う洗面台は、この時はお水が出なかった。
そんな時はわたしの必需品の出番だ。日本のウェットティッシュ。
移動した時間が夜中の3時を過ぎていたこともあり混みすぎてもいなく程よい空間で楽しむことができた。
Alcatrazと違い年齢層は若干上がり、外国人率が高かった。
そして、セネガル人が薔薇をプレゼントしてくれた。
イタリアでは、夕方から夜になると街中に薔薇の花束を持った歩き薔薇売りが現れる。レストランやバールにふらっと入ってきて(レストランによっては入店を断っているところもある)薔薇を売りつけてくるのだ。
よくあるパターンは男性が女性へプレゼントするというもの。なので、男女で歩いているとほぼ100%の確率で薔薇売りが近づいてくる。
時々しつこく売ってくるので要注意である。
わたしは車イスで目立つからなのか、プレゼントだ!と勝手に薔薇を膝の上に置かれ、お金を請求されることがある。1ユーロでいいから恵んでくれ、と。
この手法は嫌いなので、ハッキリとお断りするけど、たまにいい薔薇を売っている人を見かけると家用に買おうか迷うことがある。
このディスコに出入りしていた薔薇売りのおじいさんは、スーツを着ていて上品な笑顔で茎がしっかりしたいい薔薇を売っていた。
正直、踊るときには薔薇は邪魔になるのだが(笑)、お花は好きなのでセネガル人からはありがたくいただいて、今は部屋に飾ってある。
ダンス、ダンス、ダンス。踊って若者の雰囲気を味わって、家に帰ったのは朝の5時。空がうっすら明るくなっていた。
久しぶりのディスコに興奮していたせいか、まったく睡魔は訪れず、まだまだ踊れそうな気もしていたが、翌日の疲れは半端ない。やはり確実に衰えているのだ。
にもかかわらず、もう少し通って顔パスで踊りまくるのもありだなぁと、新たな野望を抱いた40代Asacoであった。
最後まで読んでくれてありがとうございます。