2018年度の新たな3つの活動
今までの記事をイタリア語でも公開しようと、イタリア語と格闘しているAsacoです。
拙い文章であっても、間違えたまま公開しないようイタリア人の友だちにチェックしてもらうことで、わたしのイタリア語の弱点がはっきりと見えてきた。
冠詞と前置詞。修正される9割がこの冠詞と前置詞。イタリア語での記事を更新しながら精度を上げていこうと思う。イタリア語に対するわたしの熱い想いは別の機会で語りたい。笑
イタリア語は本当に奥が深いのである。
イタリアでは4月は、新年度のような一区切りの意味はないが、わたしは日本人なので新年度に絡めて新しいことを3つ始めることにした。
ゴスペル
3月からゴスペルをはじめている。
ミラノには日本人学校がある。ご両親のお仕事の都合で外国に暮らしていても日本の教育を受けれる。
一方、平日はイタリアの学校に通っているお子さんが毎週土曜の午後3時から6時、日本人学校で勉強をするという補習校というのもある。
お子さんの送り迎えしているご両親、とりわけママたちが補習校の時間を有効活用できるいくつかのクラブ活動がある。
子どもがいないわたしでも快く迎え入れてくれる方たちで、まずはゴスペルを始めた。
以前からお誘いをいただいていたが曖昧な返事のまま今に至っていた。
今回改めて誘ってくれた方から「アペリティーボしようよ!」と言われたら断る理由がない。笑
アペリティーボとは、ご飯前に食前酒と軽いツマミをいただきながらご飯に向けて胃を刺激するのである。イタリアでは、このアペリティーボでワイワイにぎやかにお話するのが楽しみのひとつでもある。
アペリティーボで軽く(?!)喉を潤してからゴスペルの練習に臨むとのこと。で、その流れでゴスペルの見学にもおいで!と。
アペリティーボにつられホイホイついていき、アルコールという名のガソリンも入り、ご機嫌で見学(というか、最初から参加していたわたし)したら楽しくてすぐに入部を決めた。
実は、20年近く前にゴスペルにちょっとだけ参加したことがある。当時は自分の声も歌っている自分自身も恥ずかしくて楽しめなかったため、そそくさと退散してしまった。
今は違う。声を出す、ということが気持ちいい。そして何より、グループのみんなが楽しく歌い、いつも笑いが絶えないところもわたしを魅了した。
プール
同じ日本人学校補習校のママさんたちが立ち上げた水泳の部活動もある。
車イスに乗ったままで運動量が絶対的に少ないわたし。食べて呑んで、加齢とともに代謝も落ちていく。体力の低下も自覚しはじめていた。
以前からプールに通いたかった。若い頃は、週に2、3回アクアビクスやマシーントレーニングにハマったこともあった。その頃は体が引き締まり体調もすこぶる良かった。
元々、海、川、プールなど、水の類は大好きである。一応、ダイビングライセンスも持っている。しばらく潜っていないけど。
プールで泳いでからゴスペルに参加している人もいるので、車イスのわたしでもプールを使用できそうか聞いてもらった。
一緒にプールを利用する人がいればわたしも使用できると言う!
早速、プールも行くことにした。
プール初日当日、スポーツ用品店へ買い出し。水着、水泳帽、ゴーグルなど一式を揃えてレジへ持っていったら店員さんに「このまま泳ぎに行けるね!」と言われた。
「実は今からプールに行くの!」とご機嫌で返事をしプールへ。
プール内は想像より車イスでも移動しやすかった。プール際ギリギリまで車イスで行けるためわたしには使用しやすい。一緒に行ってくれた人が施設内の説明をしてくれたおかげでスムーズに利用できた。
ただ、シャワーは、個室ではないため水がかからないよう車イスを遠くに置く必要がある。これは一緒にいる人へお手伝いをお願いする。
30分ちょっとで25メートルプールを5往復したと思う。プールから出た直後は、体が重くて車イスにすんなり乗れなかった。
が、気持ちいこと半端ない!徐々に体がスッキリ!しかも、肌まですべすべに。
身支度に思いのほか時間がかかっており、ゴスペルには遅刻してしまったが、みんながわたしの駐車場の確保や学校の階段用のスロープを準備してくれたりと、プールでもゴスペルでもみんなに助けてもらってわたしの楽しみがあるんだな、と、ありがたい気持ちでいっぱいになった。
イタリアワインソムリエコース
イタリアへ住むようになりイタリアワインへの愛も生まれた。笑
と言っても、美味しいかわたしの好みか、ただそれだけで、詳しいことは理解していない。
こんなにイタリアワインが好きなら、勉強しましょう!そうしましょう!
ということで、1年前から申し込むタイミングを計っていた。やっと申し込み、来月の5月から授業が始まる。
コースは3コース、入門、中級、上級。最後に試験。試験に合格すればイタリアンワインのソムリエになれるらしい。
わたしの勉強次第だ。
郷土料理やアルコールは、気候やその土地ならではの食材が大きく関係しているのでその歴史を辿っていくと人間の生きる知恵に驚かされる。自然と食材の特性を熟知し人間の技術と知恵で発展していく。
もし、葡萄の一粒一粒に人間と同じような感情があったら、と、想像すると楽しい。太陽の下ですくすくと育ち、ワインに生まれ変わり誰かの口に入るまでの、葡萄一粒物語とかあったらイタリアワインも楽しく勉強できそうだな!
自分の時間を楽しもうと思えるようになったのも心の成長が関係しているのかな?と自己満足のAsacoでした。
最後まで読んでくれてありがとうございます。